ロゴ作成をするときには無料ソフトでやりたいと思う人も多いでしょう。余計なコストをかけないためには無料なのはとても重要なポイントですが、無料ソフトでもロゴ作成はできるのでしょうか。
この記事では無料ソフトでロゴ作成をするメリットとデメリットを解説します。他の選択肢も含めて、どのように作り方を選んだら良いかも紹介します。
ミリタリーのロゴ作成をしたい！やり方と注意点をわかりやすく紹介！
ロゴ作成の無料ソフトとは
結論としては無料ソフトでロゴ作成をすることはできますが、問題が生じることもあるので注意が必要です。
まずはロゴ作成の無料ソフトにはどのような候補があるかを確認しておきましょう。ロゴ作成の無料ソフトは大きく分けると2種類があります。1つはロゴ作成に特化している自動作成ソフトです。ロゴはサイズが小さくてシンプルなデザインにする場合が多いでしょう。
ユーザーの印象に残ることや覚えてもらえることが重要なので、作り込んで複雑なデザインにするケースはあまりありません。エンブレムとテキストを組み合わせてロゴ作成をするのが基本的なアプローチになっている影響もあり、簡単に自動作成できるソフトが無料で利用できるようになっています。
もう1つはロゴ作成をするための描画ソフトです。ロゴは手書きでもできますが、描画ソフトを使うと美しく仕上げられます。図形やラインなどを描画したり、フォントを選んでテキストを挿入したりできるソフトがあれば簡単にロゴ作成をすることが可能です。
無料ソフトでも描画機能が付いているものがたくさんあります。最も有名なのはWindowsに標準のペイントですが、他にも無料で使用できるフリーソフトが多数公開されています。画像を作成できるソフトならロゴを作れるので、ソフトには無数の選択肢があるのが現状です。
ロゴ作成はテキストだけでもできる！テキストなしのロゴと比較してみよう！
無料ソフトでロゴ作成をするメリット
無料ソフトでロゴ作成をするメリットはコストを抑えられることです。有料ソフトを使用してロゴ作成をする場合には必ず費用が発生します。
パッケージ型のソフトを買う場合には購入費用がかかりますが、クラウド型のソフトの場合には継続使用するときに月額または年額で使用料金を負担し続けなければなりません。ロゴ作成をするのが一度きりなら短期契約でクラウド型のソフトを使えば安上がりにはなるでしょう。
長期的にロゴ作成をするのならパッケージ型のソフトを買うとトータルコストは抑えられます。しかし、無料ソフトで済ませられればコストをゼロにできるのでより大きなメリットがあります。
無料ソフトでロゴ作成をするデメリット
無料ソフトでロゴ作成をするのにはデメリットがたくさんあります。まず、有料ソフトを使用するのに比べると機能が劣るのがデメリットです。有料ソフトでは無料ソフトとの差別化をしなければユーザーに選んでもらうことができません。
無料ソフトに搭載されているよりも優れている機能を揃えているのが一般的です。ロゴ作成では高度な機能は必要がないと思うかもしれませんが、実際にはエフェクトをかけられたり、複雑な図形を挿入できたり、画像加工ツールが整っていたりすると便利です。
自動バックアップ機能があると、編集後に元に戻したいと思ったときにもすぐに元通りにできます。細かな機能があった方が作業効率が向上するので、無料ソフトを利用するときには注意した方が良いでしょう。また、無料ソフトでロゴ作成をしたときには商用利用ができない場合があります。
公的なイベントで使用したり、個人のホームページで使ったりするだけであれば無料でも、企業ロゴや商品ロゴとして使用するときには料金が発生する場合があるので注意が必要です。ロゴの自動作成ソフトではこのようなルールが定められていることがあります。
利用規約を確認してから使うかどうかを判断した方が良いでしょう。無料ソフトの場合には広告が表示されることもよくあります。広告があると作業スペースが狭くなる、自動作成ソフトを動かすのに広告をクリックしたり削除したりする手間がかかるなどといった問題が生じることもあります。
有料ソフトのトライアル版を無料で利用している場合には、アップグレードや有料版への切り替えの通知が頻繁に送られてくることもあるので気を付けましょう。通知に対応するだけでも作業効率が下がるため、有料版に切り替えてしまった方がかえってコストパフォーマンスが上がることもあります。
無料ソフト以外でロゴ作成をする方法
無料ソフト以外でロゴ作成をする方法には、有料ソフトを使う方法だけでなく、外注する方法もあります。デザイン会社に依頼すればロゴ作成をしてもらうことが可能です。デザイン会社に依頼すると数万円から数十万円がかかるので、費用負担が大きいことは否めません。
しかし、クオリティの高いロゴを作成してもらえるのはメリットです。フリーランスのデザイナーにロゴ作成を依頼したり、クラウドソーシングでロゴ作成の募集をかけたりする方法もあります。ロゴ作成をフリーランサーに依頼する方法はロゴのクオリティに問題が生じることがあるのがリスクです。
しかし、デザイン会社に依頼するのに比べると費用負担は小さくて済みます。クラウドソーシングでロゴ作成のコンペをおこなうと最も優秀なロゴを作成した人にだけ対価を支払えば良いので、コストパフォーマンスを上げやすいでしょう。
ロゴ作成の方法の選び方
ロゴ作成のコストを最小限にしなければならないなら無料ソフトを使うのがベストです。ただ、無料ソフトでロゴ作成をするにはデザインのスキルがある人がいなければなりません。有料ソフトに比べると機能が整っていないので、求められるスキルも高くなります。
ロゴ作成の担当者に無料ソフトで十分かどうかを判断させると失敗がありません。また、ロゴ作成のデザインスキルがある人が現場にいない場合には外注した方が良いでしょう。ソフトがあれば誰でもロゴ作成ができるというわけではないからです。
コストがかかることは否めませんが、クオリティを重視するならデザイン会社、低コストを重視するならフリーランサーに依頼するのがおすすめです。
無料ソフトでロゴ作成をするには限界がある
無料ソフトでロゴ作成をすればコストを削減できますが、デザインスキルの要求が大きいので限界があります。ロゴ作成の担当者にとって必要な機能が備わっているソフトを探し、場合によっては有料ソフトの導入も検討するのが大切です。
ロゴ作成ができる人がいない場合には外注も検討し、目的に合ったロゴを作り上げられるようにしましょう。